令和3年2月25日、阿賀町議会では定例会が行われ、重要な議題が多数取り上げられた。
特に、阿賀町探求の森交流館及びまなびの森交流館の設置を目的とした新条例に関する議論が主要な焦点となった。その設置により、町民や町外から訪れる人々の交流の場として機能装置することが期待されている。
神田 一秋町長は、新たな交流館を「多機能な施設」と位置づけ、テレワークスペースやコワーキングスペースとしての利用促進を目指すと強調した。この取り組みは、町内の活性化を見込んでおり、阿賀町の特色を生かした新たなまちづくりにつながるとされている。
議会では、各議案に対する質疑も行なわれ、経済的な持続可能性が強く求められることとなった。特に、阿賀町探求の森交流館の設置に関しては、五十嵐 隆朗議員がテレワークスペースの収容人数について質問し、最大15名程度の利用を想定するとの回答があった。
また、運営にあたる法人の経歴や経 営戦略についても多くの質問が寄せられ、経理能力に不安を抱く議員もいた。前回の全協議会で質疑に応じた長谷川 眞議員は、経費削減の姿勢を明確に求めた。特に、税理士への支払いが無駄ではないかとの指摘もあった。
この他、令和2年度の一般会計補正予算においては、倒雪経費が主な議題として取り上げられ、冬季に多くの除雪作業が発生した結果、追加予算として3億1,600万円が提案され、経費の計画と資源配分に向けた慎重な議論が行われた。
議会は、今後の施策や管理運営において経費を注意して管理し、町全体の財政健全性を保つために、議員たちが一丸となって行政に対して引き続き厳しいチェック機能が求められる。