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阿賀町議会が令和5年度補正予算を可決、重要施策が進行

阿賀町議会は令和5年6月19日、複数の補正予算案を審議し可決。重要施策の実行に向けた財源確保が進む。
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令和5年6月19日に開催された阿賀町議会では、令和5年度一般会計補正予算を含む複数の議案が審議され、すべて可決された。

まず、議案第41号の一般会計補正予算では、歳入歳出の総額に7350万円の追加を決定し、予算の総額は139億8930万円となった。今回の補正の主な内容は、人事異動に伴う職員給与の補正や、施設の維持修繕に関わる経費の充当であり、特に集会施設の修繕が優先されるべく、緊急性を考慮しての措置であると説明された。阿部義照議員は、「なぜこの6月補正で必要な経費が計上されたのか」と質疑し、野村秀樹総務課長は、「区からの要望に応じての判断だ」と回答した。

次に、介護保険特別会計の補正予算が審議され、144万円の減額が提案された。これは、認知症高齢者の見守りを目的としたQRコードシールの配布に係る経費を含むものだ。質疑では、介護サービスの対象者数が今後増える可能性についても述べられ、議会はこれを評価した。

また、議案第43号の診療所特別会計も可決され、医療費の修繕や職員研修にかかる費用が詳述された。ワクチン接種事業に関連する費用も含まれ、町独自の対応策が求められていることが明確となった。

さらに、土木事業や水道事業にかかる補正も承認されたが、特に水道事業では、空き家の給水管漏水に伴う減免申請への対応が強調された。議会の意見として、予防的措置が求められる中での適切な運用が期待された。

議案第46号の町道路線の認定や変更について、議案47から54までの建設工事請負契約、財産の取得に関する議案も続けて可決された。これには重要文化財五十嵐家住宅の修繕工事や、スノーローダの新規購入が含まれ、町民の安全確保や利便性を維持するための計画が確認された。特に除雪機や消防自動車の更新は、異常気象による影響に備えた重要な施策であると認識されている。

最後に、議員派遣についても異議なく決定され、議会は適切に運営されていることが示された。議案の審議を通じて、今後の財政運営や施策の実行に関して、町民の期待に応えていく姿勢が求められていることが伝わった。

議会開催日
議会名令和5年6月阿賀町議会定例会
議事録
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