令和2年3月12日、阿賀町議会の定例会が開催された。
この日は、複数の議案が上程され、各議案に対する説明及び質疑応答が行われた。
中でも注目されたのは、令和元年度の介護保険特別会計に関する補正予算案であった。神田 一秋町長が提案した補正予算案は、特に給付費が増加する見込みであることが説明された。中でも、地域密着型サービスの需要増加が影響しており、計画的な予算執行が求められるとした。
また、まちづくり観光課長の眞田 政弘氏は、介護サービス提供の背景を説明し、介護需要の高まりが施設利用へどのように影響しているかを触れた。八番議員の五十嵐 隆朗氏は、この補正予算案について特に安定供給の観点から質疑を行い、今後の運営方法についても懸念を表明した。
その他、令和元年度阿賀町簡易水道事業特別会計補正予算の上程もあり、こちらも県道工事の影響を受けているとの説明があった。水道課の大江 修逸課長は、補正予算案の重要性を強調した。国や県との連携を強化し、安全な水道事業の継続が求められていることを訴えていた。
さらに、令和2年度の予算案が大まかに説明された。神田町長は、歳入の見込みを明らかにしつつ、各種施策や行事についても期待を寄せた。町民参加型のイベントなど、新しい取り組みが行われることが示唆された。
最後に、地方公務員法や地方自治法に基づく条例改正案も提案された。これにより、阿賀町の組織運営を柔軟にし、効率的な人事運営ができるとされている。