令和3年3月19日に行われた阿賀町議会では、様々な議案について審議が行われ、重要な決定がなされた。
まず、令和3年度一般会計予算について、予算審査特別委員会の委員長である五十嵐隆朗氏が審査結果を報告し、予算総額を117億2,800万円に修正する修正案が可決された。その中では、商工費における指定管理料の減額や、財政調整基金の繰入金の減少が提案された。議会では、この修正に対して賛成の意見が多かった。
次に、国民健康保険特別会計予算、後期高齢者医療特別会計予算、介護保険特別会計(保険事業勘定)予算、下水道事業特別会計予算、各特別会計予算が原案通り可決された。これに伴い、町民の健康と福祉の向上を図るとともに、インフラの整備を進める意義も強調された。
また、指定管理者の選定についても重要な議案が取り上げられ、集会所93施設、農林関係5施設、観光施設などの指定管理者を選定するための議案が提出され、いずれも原案通り可決された。特に、阿賀の里の観光施設については、今後の経営改善に向けた強い意義が議論され、指定管理期間は3年間とされる。町長の神田一秋氏は、指定管理者が抱える課題を真摯に受け止め、改善に努めていく姿勢を示した。
さらに、辺地総合整備計画や土地改良事業の経費に関する議案も審議され、これらは条例に基づく手続きが承認された。特に、農業水路等の長寿命化事業は、地域の農業振興に寄与することが期待される。
最後に、教育委員会の新たな人事についても採決が行われ、教育長の再任や、教育委員の任命が承認された。教育の充実を図るため、引き続き人材の確保が成し遂げられることを議会の意向として明示された。