令和元年第5回新富町議会定例会は、6月3日に開催され、重要な議案が審議された。
この日は、会期が6月14日までの12日間に決定され、補正予算が主要なテーマとなった。町長の小嶋崇嗣氏は、令和元年度新富町一般会計補正予算について説明し、総額105億7,618万2,000円への増額が提案された。具体的には、地域おこし協力隊員への報酬や、公共施設の整備基金の計上などが含まれていると述べた。
特に、低所得者介護保険料の軽減や幼児教育無償化に関連する予算も盛り込まれ、民生における政策支援が強調された。この補正予算は、地域の様々な課題に応えるための重要な措置であることが議論された。
また、議案第34号では新富町国民健康保険特別会計補正予算が提案され、歳入歳出予算が21億9,786万9,000円に変更されることが示された。これにより、被保険者の税負担軽減が図られるとして、所得税に準じた柔軟な税制の必要性が強調された。
さらに、町長から報告された介護保険特別会計の補正では、低所得高齢者への支援強化が目指されている。これらの施策は、地域社会の健康を維持し高齢化社会に対応するためのものである。
また、報告の中で、損害賠償の件や教育委員会の人事案件も取り扱われた。特に、教育委員会委員の引き続きの任命については、議会の同意を得て進められることが確認された。
最終的に、議事の全てが整理され、会議は午前10時32分に散会となった。次回の本会議は6月6日が予定されており、一般質問が行われる。議員は引き続き、地域課題への対応に向けて精力的に審議を進める姿勢を示している。