令和5年第6回綾町議会(定例会)の会議が9月26日に開催された。
この会議では、避難行動要支援者名簿に関する条例案が議題となり、討議の結果、賛成多数で可決された。文教福祉委員長である日高幸一氏は、名簿の正確性と最新性が重要であると強調し、避難支援のための名簿の意義を述べた。
橋本由里議員は、名簿の適正管理について注意喚起し、情報漏洩のリスクを指摘した。全議員が名簿の必要性に賛同したことから、議案は可決された。
次に、教育委員会の委員任命についても採決が行われた。橋本議員は、教育委員の公選制の導入を提案し、透明性の確保が求められると発言した。全議員が賛成したため、教育委員会の委員任命案は無事通過した。
令和5年度の一般会計補正予算についても議題に上り、こちらも可決された。この補正予算では、高校生への通学費補助の新設が評価された。議員たちは、特に今後の少子化対策として教育に投資する必要性を強調した。
また、健康保険特別会計や介護保険などの関連予算も可決され、特に高齢者保健の維持に向けた取り組みが議論された。日高委員長は、介護保険の利用について、今後のサービス提供が重要であると指摘した。
会議では、健康保険証の廃止を求める意見書も採択され、マイナンバーカードへの一本化が任意である以上、現制度の維持が求められるとの見解が示された。これには多くの議員が賛同し、最終的に意見書が提出されることとなった。
全体を通じて、議員たちは町民生活の安定と福祉向上に努めるべきであると合意し、各議案は次々と賛成されていった。最後に、松本俊二町長からも町政発展に向けた協力が求められた。会議は順調に進み、重要な決議が相次ぎ、充実した内容の会議となった。