綾町議会は、令和5年度第5回定例会において、様々な議題が議論された。新任の松本町長は、就任からの方針や地域の現状について明確に説明。
特に注目されたのは、町民の所得向上に関する取り組みで、町長は「農業と商業の両面から支援を検討し続ける」と述べた。具体的には、農業への支援策や新しい商圏の開発についての考えを語った。
また、高校生の医療費無償化に関する議論では、町民からの要望が強い中で「財政的な難しさを考慮しつつ、できる限りの支援を検討したい」と述べた。特に、県内で先進的な取り組みが増えているため、その動向を注視する姿勢を示した。
活性化協会の運営についても具体的な意見が出され、「今ある資源を最大限に活かすべきだ」と町長は強調した。具体的な提案として、観光地としての施策や、地域資源を生かすことに言及。立ち直りを迫られている綾川荘の運営改善や、資格を持たない利用者へのサポートといった具体的施策を示した。
さらに、酒泉の杜の再オープンについては、今後の見通しを示し、多様な施策を通じて早期の回復を目指すことを決意した。特に、「飲食店の営業再開に向け、マーケティングを強化する」との考えを示した。
一方、スポーツと先端技術の融合についても新しい構想を練る姿勢を見せた。青少年や地域住民の健康促進につながる施策に加え、プロスポーツ団体との連携を強化し、スポーツ振興につなげたい意向を示した。
最後に、照葉樹林マラソンの復活についてのぶしつな意見が交わされ、町民の期待に応える形で大会の実施を模索する所存を述べている。