令和5年12月6日、新富町議会は第7回定例会を開催しました。
議事の初めに、議長の阿萬誠郎氏が会議録署名議員の補充指名を公表しました。図師孝一議員の欠席を受け、出口喜重郎議員が新たに署名議員に指名された。
続いて、一般質問が開始され、三浦千尋議員が本町の活性化策に関する質問を行いました。特に土地利用計画とその進捗状況について具体的に問うた。町長の小嶋崇嗣氏は、本町の国土利用計画が第5次長期総合計画に基づくものであると強調しました。町長は、地域活性化策のプライオリティについても触れ、三納代地区の整備や新富スマートインターの整備を挙げ、事業の早期完成を目指していると発言しました。
農業問題に関しても、三浦議員は農業公社の現状、新富町の牧場跡地利活用計画について質問。町長は、新富町農業公社が地域づくりを行いつつ新規就農者の育成に努めていると述べ、新富町牧場跡地における畜産基盤強化の取り組みについても説明しました。特に、令和9年度の受入れ開始に向けた草地畜産基盤整備事業について期待を寄せました。
また、各種助成制度についても議論があり、奨学金制度の利用者数やその実績について教育長の別府宗光氏が回答しました。令和5年度の実績として、奨学金制度の利用者は高校生1名、短大生1名、大学生11名の計13名で、貸与金額は298万円に達したと報告されました。
さらに、高齢者祝賀事業等の再検討についても議論があり、過去に廃止された祝賀会に代わる地域での祝い方については、町内で家族が祝うことの重要性が再確認されました。
町長は、今後のコミュニティ活動や地域づくりについて前向きな姿勢を示し、町政の具体的な取り組みが町民の生活に還元されることを強調して締めくくりました。議論は多岐に渡り、新富町の未来に向けた具体的なプランと町民サービスの充実へ向けた意見が多くの議員から寄せられました。