令和5年3月6日、新富町議会において令和4年度及び令和5年度の予算案が審議されました。
特に注目されたのは、令和4年度一般会計補正予算案についての質疑です。石﨑俊二議員は、「ふるさと納税寄附金が17億6900万円に上がっているが、これはどのような要因によるものか」と質問しました。これに対し、町長の小嶋崇嗣氏は、様々な施策を通じて寄附者を増やす取り組みを進めており、特に人気の返礼品の充実が寄与したと強調しました。
また、議案第5号では令和5年度の一般会計予算が提案されました。これに関連して、従来の雇用支援プログラムにおける「チャレンジ雇用」の実績を問う声が上がり、担当の総務課長である山本茂人氏が「今年度は一名が保育園に就職する成果があった」と報告しました。
その後、松浦美緒議員は、高齢者向けのドアフォン購入助成について質問。健康長寿推進室長の後藤朋巳氏は、「ドアフォンを65歳以上の高齢者に提供し、閉じ籠りを防止し、地域交流を促進することが目的である」と述べました。
さらに、教育分野へも話題は移り、巨大提示装置の効果的な使用に関して教育長の別府宗光氏が「ICTの導入を推進し、新富スタイルという授業方法を活用することで、生徒の学習意欲の向上を目指している」と説明しました。
本日の会議をもって、全ての質疑が終了し、提案された議案はそれぞれ所管の常任委員会に付託されることが決定しました。今後の議事日程に注目が集まります。