令和3年第3回新富町議会定例会が、6月3日午前10時に開会した。
本議会では会期が13日間と決定され、議案についての審議が行われることとなった。
議長の永友繁喜氏は、まず会議録署名議員の指名を行い、石崎俊二氏と圖師孝一氏が選出された。
その後、主な議題として、令和3年度の新富町一般会計補正予算が上程され、町長の小嶋崇嗣氏が提案理由を説明した。
小嶋氏は一般会計補正予算の歳入歳出をそれぞれ122億842万円に引き上げることを提案し、2億467万9千円を増額する予定であると述べた。
コロナウイルスの影響に対応するため、子育て世帯への支援給付金などを盛り込んだ予算案が、特に注目を集めた。
また、農業生産の振興や水道事業の補正予算についても言及があり、地域の基幹産業を支える施策として評価される。
さらに、農業振興施設の設置に関する条例案の提案もあり、農業技術の育成や新たな生産システムの構築を目指す方針が示された。
特に一ツ瀬川地区の水利施設管理強化事業に関しても言及され、この事業は近隣市町村と連携しながら運営されることが予定されている。
工事請負契約についても報告があり、新田コミュニティセンターの建設工事が具体化する運びとなった。対象工事の契約額は約1億3178万円であり、新しい複合施設としての役割が期待されている。
これらの議案や報告は、地域住民の生活向上や地域経済の活性化に寄与する内容であると強調され、各議員からの審議が待たれる。