令和2年第6回新富町議会定例会が9月3日、町議会議事堂で開催された。
本会議では、主に予算補正案や各特別会計の決算認定、条例改正案など、28の議題が審議される。町長の小嶋崇嗣氏は、厳しい経済情勢を背景にした予算案について説明した。
特に、議案第44号の一般会計補正予算では、歳入と歳出それぞれに3億8,420万9,000円を追加することが提案された。この結果、予算の総額は142億6,266万8,000円となる見込みである。歳出項目には、新型コロナウイルスへの対応としての予算が盛り込まれ、特に民生費に関連した支出が重要視されている。
また、議案第45号では国民健康保険特別会計の補正予算として、歳入歳出を144万円増額し、総額を22億4,446万6,000円とする提案がされた。町民の健康支援策として必要な措置が講じられる方針が示された。
議案第46号から第49号にかけて、介護保険特別会計や土地取得特別会計に関する補正予算も可決され、地域の防災や福祉の向上が図られる見込みである。
政府からの助成金や交付金が新たに計上され、今後の財政改善に向けた取り組みも続けられることが期待されている。特に、議案第50号では、町長等の損害賠償責任の免責に関する条例が審議され、職務遂行での安心感が町の行政運営に寄与するとの見解が述べられた。
また、新たにデマンド交通運行条例や手数料徴収条例の一部改正案も提出され、町民の利便性向上と行政の効率化が追求されている。議会の中では、議員からの活発な質疑があり、町民の声が反映される形での条例制定についても重視される姿勢が見受けられた。
今後は、新型コロナウイルスの影響を考慮した新たな政策展開が不可欠とされており、これを受けて必要な施策が市場に反映されることが期待される。議会は、残りの会期中に進捗を見守る予定である。