令和4年第3回新富町議会定例会が、6月2日に開催された。
本会議では、議案として提出された令和4年度一般会計補正予算や特別会計の補正予算が中心に議論された。特に一般会計補正予算には、職員の異動に伴う人件費調整や新型コロナウイルス感染症対策への支出が含まれている。
小嶋 崇嗣町長は、一般会計補正予算の説明において、「総額は140億3,349万2,000円となる計画であり、多岐にわたる施策を実施するための重要な予算である」と強調した。
具体的には、地域住民の利便性向上を目指した行政サービスに関連する予算や、子育て支援に向けた特別給付金の計上が目を引く。これには、新風吹き荒れる地域振興施策も含まれており、農業やM地域の活性化に向けた取り組みが盛り込まれた。
国民健康保険特別会計補正予算についても、議論が行われた。議案提出者は、「国保税額は、前年度と同額であれば生活が安定する」と述べ、不足する財源に対して基金から取り崩す予定であると明言した。また、介護保険特別会計や水道事業会計の補正予算についても、地域の実情を踏まえた具体的な数字とそれに伴う支出計画が示された。
この日の議会では、さらに監査委員の選任同意や、地域に関する事務の点検評価報告書などが提出され、議員からは次々と質疑が行われた。議長の永友 繁喜氏は「町民の皆様にもとっての透明な議会運営を続け、地域貢献につなげていく所存である」と自らの意向を表明し、議会を締めくくった。今後は、6月6日から一般質問が実施され、さらなる議論が期待されている。