新富町の定例会では、多岐にわたる議案が審議された。特に、一般質問やロシアのウクライナ侵略に対する抗議決議が話題となったことが特徴的である。この会議では、令和3年度の新富町一般会計補正予算や、土地取得特別会計補正予算、水道事業会計補正予算が提案され、いずれも可決された。
一般質問では、まず、阿萬誠郎議員がサツマイモの基腐病について質疑を行った。小嶋崇嗣町長は、この病害が安定して生産されている地域で確認されており、国からの支援策を活用することで対策を講じていることを強調した。
その後、阿萬議員は暮らし・環境行政についても触れ、高齢者世帯のごみ出し支援について現状を問うた。町長は、現行の支援策を踏まえつつ地域のボランティアとの連携が必要であるとの考えを示した。
また、医療的ケア児支援についての質疑も続いた。阿萬議員が医療的ケア児支援法に言及し、必要な支援体制の構築を求めると、町長は様々な医療機関との連携が求められると回答した。
次いで、発議されたロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議では、その侵略行為に強い抗議の意が示された。議会は一致してこの決議を可決し、政府への影響対策の強化が求められた。