令和5年第3回定例会においての一般質問では、特に人口減少と地域活性化が焦点となった。町長の小嶋崇嗣氏は、人口減少を懸念し、新富町の魅力向上に取り組む考えを示した。
特に、近年の人口推移に関しては、令和5年のデータで町の人口が約1万6151人となり、前年度からの減少が顕著であった。
この問題への対策として、小嶋町長は「新富町に住み続けてもらう環境づくりが重要」と強調し、居住希望に応えられる宅地の確保や、学校教育の充実が不可欠であると訴えた。
また、スマートインターチェンジの開通が早期の人流促進につながるとの見解も述べ、さらに企業誘致の具体策を検討する必要性を指摘した。特に、地域の農業振興に関しては、国産材料の確保や価格補填を進めることが大切であると述べ、酪農業の支援策として補助金の実績も紹介した。
町道周辺における雑木雑草の管理については、地域が協力しやすい仕組みを構築していくことの重要性を認識し、定期的な見回りや地域住民の意見を反映させながら取り組む姿勢を示した。
こうした取り組みの中で、小嶋町長は「町民の声を聞きながら、未来の新富町を考え続ける」と述べ、地域の活性化と住民の成長に向けた方針を強調した。今後の施策について期待がかかる。