令和元年9月9日、新富町議会の定例会で松浦美緒議員が幅広い議題について質問を行った。
松浦議員は、教育行政に関する初めの質問で、町内の小中学校での英検受験率等について詳細を求めた。教育長の別府宗光氏によると、近年の中学校での英検受験率は、平成30年度で合格率82.3%を記録しており、より多くの学生が目標を持って挑戦してほしいと期待を寄せた。
続いて松浦議員は、風疹の流行が懸念される中、町の保健行政についても触れた。予防接種や抗体検査の進捗を確認し、健康課長の東良一氏は、800名へのクーポン券送付を行ったと報告した。さらに、頭シラミ対策について、去年の発生状況を受けて家庭への注意喚起がされていることも明らかとなった。
松浦議員は、防災月間に際し、災害用の備蓄物資についても質問。町長の小嶋崇嗣氏は、地域防災計画に基づき、必要な物資を備蓄していると述べ、液体ミルク導入の可能性についても言及した。これは、災害時の乳児用ミルクとして重要な役割を果たすと期待されている。
そして、消防団員の運転免許取得に関する助成について、町長は支援制度を整備したが、希望者が少ない現状を改善したいと意欲を示した。各施策の実施には財政的配慮が必要であり、検討を進めていくと強調した。
松浦議員は、全ての議題を通じて、地域の皆が安心して暮らせるよう、多岐にわたる施策を進めるよう要望していた。町長および担当課は、住民の意見を丁寧に聞きながら実行可能な施策を推進する考えを示した。