新富町議会の第2回臨時会が令和5年5月1日に開催された。出席した議員たちは新たなスタートに向けた重大な決議を行った。
臨時会では、仮議席の指定と議長の選挙が行われ、議長には阿萬誠郎議員、副議長には石﨑俊二議員がそれぞれ選出された。新議長は議会の重要性と今後の運営について言及した。特に、議会が町民の声をしっかりと受け止めるための協力を求めている。
町長の小嶋崇嗣氏は、議会運営について「町民の期待に応えるため、議員の皆様には健康に留意しながら活躍していただきたい」と述べた。議会ではまた、常任委員会の選任や特別委員会の設置についても決議が行われた。特に基地対策特別委員会や議会広報特別委員会の設置が注目されており、今後の活動に期待が寄せられている。
議案に関しては、令和5年度の一般会計補正予算と国民健康保険税条例が議題に上がり、討論を経ていずれも可決された。この補正予算の中には、低所得者や子育て世代への支援策が盛り込まれており、特に物価高騰に対する対策が強調されている。また、教育費の補正には国民スポーツ大会の準備費用が含まれ、地域振興の観点からも重要な位置づけとされている。
さらに、議長の阿萬議員は、議会の牽制機能を強化する考えを明らかにし、「各議員が協力して和を持って臨むことが町の発展につながる」と力強く話した。新富町の未来を見据えた議会運営が今後期待される。