令和4年9月7日に行われた新富町議会の第4回定例会では、様々な議案が討議された。特に、一般会計補正予算や医療費助成に関する議案が注目を集めた。
議案第34号、令和4年度新富町一般会計補正予算について、石﨑俊二議員が質疑を行った。この補正予算書に記載された消費拡大支援事業費補助金に関する詳細が求められ、さらに地方交付税の増額についても言及した。 財政課長の山本明子氏は、「普通交付税は21億3,792万1,000円で、特別交付税は5億7,172万円」と述べ、以前の年度に比べて増加した理由を解説した。
また、新富町の医療費助成に関して、福祉課長の比江島信也氏は、自己負担の根拠を示しながら、「乳幼児の医療費助成は県の補助事業に基づいている」と述べた。助成の無料化に向けた検討が進行している中で、少子化の進展や物価高騰に対する支援が重要となっている。この議題に関しては、松浦美緒議員が関心を示し、自己負担額の根拠の説明を求めた。
さらに、議案第41号のフットボールセンター設置及び管理に関する条例も取り上げられ、充実したスポーツ環境の整備が期待されている。各議員は町の各種事業や条例による施策の必要性を強調し、特に高齢者への配慮が求められた。議長を務める永友繁喜氏は、各議案について慎重に審査することを呼びかけた。
新富町の公共サービス向上に向けた取り組みは、この会議を通じてより一層明らかとなった。議会では、議案がそれぞれの常任委員会に付託され、今後の審議に期待される。