令和5年6月9日、新富町議会は第3回定例会を開き、重要な議案が審議された。本日は予算関連の議案が多数上程され、主要な内容が審議される。
まず、議案第33号、令和5年度新富町一般会計補正予算について、今村行信議員は様々な事業に関する質問を行った。特に、追分宿泊施設駐車場の整備と三納代北地区の農水管布設について、詳細な説明を求めた。これに対し、町長の小嶋崇嗣氏は、追分分校の整備を通じて利用者の利便性向上を目的としていると述べた。
また、三納代地区の水管布設工事については、新技術の実証実験を進める企業への水供給を効率化する必要があるため実施されるとのことだった。これにより、町水道使用の経費削減が期待されることとなる。
続いて、新富町施設園芸生産基盤支援事業補助金についても言及があった。農水産業の後継者問題に応じて、既存のハウスを補助する内容で、補助率の具体的な内容や対象者の周知方法が説明されたが、詳細は今後の改善が必要とされている。
次に、富田浜~入江線道路の改良事業について、今村議員は現行の道路状態が良好であることから、改良の必要性に疑問を呈した。町長は、地域の避難場所の整備も含めた重要なインフラとし、防災対策としての必要性を強調した。
また、議案第40号の新富町重度障がい者(児)医療費助成に関する条例改正については商工業振興補助金についても質問が寄せられた。精神障がい者の助成対象者数や、今後の予算に関する進捗状況が説明され、今後急増する可能性も示唆された。
新富町の議題にはコミュニティ交通の整備や、プレミアム付商品券発行事業にも触れられ、住民生活に直結する影響が懸念される。一方で、予算の正確な執行が求められる中、厳しい財政運営が課題であると、多くの議員が言及した。