令和4年5月に行われた新富町議会では、地元議員が町民の健康や安全を確保するための具体的な施策を提案しました。
特に揖斐兼久議員は新田原基地関連の問題について、町民の不安を受けて細かな質問を行いました。議員は、最近石川県小松基地周辺で発生した航空事故の事例を挙げ、地元住民に対して事故の再発防止策の説明を求めました。町長の小嶋崇嗣氏は、基地関連予算の増額を国に要望していることを強調し、再発防止策についての情報を町民にしっかり周知することを約束しました。
また、まちづくり事業については、三納代北地区の開発計画が進行中であり、基本計画と進捗状況が確認されました。町長は地域の特色を生かした計画を推進する意向を示し、住民参加型のプロジェクトを計画しています。特に、次年度には新たな直売所の開設も視野に入れており、地域経済の活性化に期待が寄せられています。
さらに、町民の健康維持に向けた施策では、がん検診の助成制度や合併浄化槽の普及についても言及がありました。町は既にがん検診の費用を軽減する様々な取り組みを行っており、特に高齢者や低所得者層に向けた配慮がなされています。
揖斐議員はまた、合併浄化槽の普及についても質問しました。この対策が環境保護にも貢献する重要な施策であり、町民一人一人が環境問題に対して意識を持つ重要性を訴えました。資源ごみの回収の状況は、令和2年度においてはかなりの実績があったことも報告され、町民のリサイクル意識の醸成が進んでいるとの認識が共有されました。
このように、多様なアジェンダが挙がる中で、町民の生活や健康、将来的なまちづくりに至るまで、幅広い視点で具体策が検討されていることが確認されました。新たな政策が進む中、関係者が協力し合い、町民一人一人がより良い生活を送れるよう努めることが求められています。