令和3年6月9日、新富町議会は第3回定例会の4日目の会議を開いた。
議題には、一般会計補正予算や国民健康保険特別会計などの重要議案が含まれている。
特に、一般会計補正予算に関連した光熱水費の減額議論が活発だった。
松浦美緒議員が説明を求めたところ、住民参加型の電力入札が功を奏し、約3600万円の削減が見込まれると山本明子財政課長が回答した。
この取り組みは、コロナ禍における財政健全化の一助となると評価されている。
入札を通じて安定した電気料金の確保を目指し、契約は令和4年7月31日までの長期契約となる。
さらに、富田小学校でのアスベスト調査も行われ、関連費用として19万8,000円が計上された。
吉田貴行議員は、子育て世帯に対する特別給付金の内容について質問。
財政課からの回答で、約300人に対し児童1人当たり5万円が支給される見込みと説明された。
また、国保税に関する情報も提供され、課税対象所得の減少が見られる中での税額変化に対する懸念も示された。
さらに、スマートインター関連の債務負担についての質疑もあり、透明性を持った説明の重要性が強調された。
小嶋崇嗣町長は、今後も国からの支援を得て、ワクチン接種や感染症対策に努めていく意向を表明。
補正予算は今後の財源調整も考慮しつつ、適切に執行される方針だという。
全体的に、本日議論された各議案は、住民生活の向上や町の財政健全化に貢献する内容で、多様な視点からの意見が集約され、審議が進められた。