令和5年6月15日、新富町議会において第3回定例会が開催され、重要な議案に対する審議が行われた。
議題には、一般会計補正予算や水道事業会計補正予算、職員の旅費に関する条例改正等が含まれ、全会一致で可決された。
特に、一般会計補正予算については、歳入歳出の総額が約133億8千万円に上り、低所得者への支援対策も含まれることが強調された。総務産業常任委員会委員長の揖斐兼久議員は、補正予算の内容を詳しく説明した。
揖斐議員によると、この補正予算は様々な取組みを支援するものであり、公用車の電動化や交通安全広報車の導入などが計画されている。また、農畜産物の商品開発や地域の防災にも対応する施策が含まれていると述べた。
次の議案である水道事業会計補正予算については、158万3千円の減額が提案され、職員の給与調整が目的であるとの説明があった。これに対しても全会一致での賛成があり、会議は順調に進行した。
さらに、職員等の旅費に関する条例改正では、物価高騰を受けて出張旅費を引き上げることが提案された。執行部は適切な措置であるとし、全会一致で可決されたことが報告された。
文教厚生常任委員会委員長の小山早苗議員は、医療費助成制度の対象拡大について報告した。精神障がい者を新たに対象とすることで、制度の拡充が図られる見込みだ。この施策は、多くの町民にとって重要な意味を持つという意見が出され、全会一致で可決されたことに触れた。
最後に、議員派遣の件や継続審査、調査申し出に関しても特に問題はなく、異議なく承認された。
これにて、令和5年第3回新富町議会定例会に付議された全ての案件が終了した。