令和2年第3回新富町議会定例会が、6月4日午前10時から新富町議会議事堂で開会された。
この日は、会議録署名議員の指名や会期の決定を行い、約14日間の会期が承認された。
その後、複数の議案が上程された。議案第29号の補正予算では、既定の歳入歳出予算の総額が、23億7,273万9,000円増の137億6,763万5,000円になる旨、小嶋崇嗣町長が説明した。
議案第30号では国民健康保険特別会計の減額が提案された。新型コロナウイルスの影響により、国保事業費納付金等の減額調整が行われた。
町長は、保険料の軽減策を講じるとともに、関連する条例の改正を進める必要性を強調。特に、低所得者向けの保険料減免の強化が提案された。
新型コロナウイルスの影響が経済全般に及び、緊急対策が求められる中、議案第34号では同ウイルス感染症の影響による関連条例の整備も行われた。これにより、税収の猶予や事業者への固定資産税減免策が盛り込まれた。
また、議案第33号の公営企業及び外郭団体資金運用基金条例の設立が提案され、資金の安全性や効率性の向上が図られる必要があるとされた。
特に、議案第37号では障がい者医療費助成条例の改正も含まれ、医療給付に対する負担軽減策が示された。議会では、これらの議案について議論が行われ、議員から慎重な審議が求められた。議長からは、審議の重要性についても呼びかけられた。
本会議は、今後の議案熟読を経て再開され、一般質問が行われる予定だ。議会が新型コロナウイルス対策に真剣に対応している姿勢がうかがえる。