令和3年第2回新富町議会臨時会が5月6日に開催された。
この会議では、重要な議案がいくつも審議された。議長の永友繁喜氏は、会期を1日間とすることを確認した。
最初の議題は、会議録署名議員の指名であり、揖斐兼久議員と阿萬誠郎議員が指名された。
続いて、令和3年度新富町一般会計補正予算の提案が行われた。小嶋崇嗣町長は、歳入歳出をそれぞれ5,834万6,000円増額し、予算総額を119億9,989万円にすることを提案した。これには新型コロナウイルス対策に関わる支出が含まれているとして町長は適切な取り組みを強調した。
この補正予算に関して、下村豊議員からの質疑が行われ、ウイズコロナ関係人口創出事業についての具体的内容が問われた。総合政策課長の比江島信也氏は、この事業が地域のPRを目的とし、アフターコロナに備えるものであると説明した。また、リビングシフト促進事業は、改修された追分分校を活用したコワーキングスペースを設けることが含まれるという。
質疑が終わり、議案第26号が原案通り可決された。その後、承認第7号から承認第16号までの多数の専決処分も一括で承認され、各種補正予算や条例改正の申請が順次認められた。
新しい教育委員会教育長として別府宗光氏や、教育委員会委員の羽田野由美氏がそれぞれ引き続き任命されることが決定した。
議長辞職願が提出され、吉田憲市議員が副議長職を辞職する事態にも発展した。新たな議長には永友繁喜議員、副議長には出口喜重郎議員が当選し、選挙管理委員会の委員選任も完了した。
様々な委員会の構成変更が行われ、基地対策特別委員会や議会活性化特別委員会の委員人事も報告され、結局、臨時会は円滑に運営されたといえる。