令和4年第6回新富町議会定例会が12月1日に開催された。
今回の会議では、会期が12月14日までの14日間に決定した。その後、17の議案が一括議題として提出され、各案に対する説明が行われた。特に重要なのは一般会計補正予算についての提案であり、小嶋 崇嗣町長が詳細な説明を行った。
議案第58号として提出された一般会計補正予算は、3億7164万4000円の増額を見込んでいる。これにより、予算総額は152億9138万円に達する。主な歳出項目では、住民税均等割への臨時特別給付金や医療費助成などが含まれた他、温泉健康センターの修繕費用や高病原性インフルエンザ防衛作業に必要な経費も計上された。
介護保険特別会計補正予算については、議案第59号として474000円を増額し、17億2763万1000円の総額となることが報告された。介護サービスの利用者が増加している状況下で、保険給付費が増加する見込みだ。これに伴って、国庫補助金の計上も行われる。
また、議案第62号では新富町個人情報保護法施行条例が提案された。これは、個人情報保護に関する法律の整備に基づくものであり、現在の個人情報保護条例を廃止し、新たに法に基づく施行条例を制定する趣旨とされている。この議案はデジタル社会形成に向けた一環として重要視されている。
次の議案第63号は、情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例で、行政手続きの利便性向上を目指している。教育費の面でも、小中学校における備品購入費を重点的に予算化することが議論された。
最後に、指定管理者の指定についても議場で説明され、福祉業務を行っている団体に対する選定が行われる方針が示された。これにより、地域福祉の充実が図られる見通しだ。
その後、報告第10号として専決処分の報告が行われ、議会は午前10時24分に散会。今後の審議と決定について議員が協議を重ねることが期待される。