令和4年第3回新富町議会の第5日が開催され、重要議案が可決した。特に注目を集めたのは、路線バスの持続可能な運行に関する意見書についてである。議員の揖斐兼久氏は、路線バスが町民にとって必要不可欠なライフラインであると強調した。
町民は路線バス運行の未来に不安を感じており、意見書は路線バスの維持に向けた関係機関との協議を促す内容となっている。意見書は全会一致で可決された。そのため、路線バスの継続運行に期待が寄せられている。
さらに、令和4年度新富町一般会計補正予算も審議された。この補正予算は5億6,403万5,000円の増額が提案され、総額は約140億円に達する。この内容には、コロナ禍の影響を受けた子育て世帯への生活支援が含まれており、町民の生活に寄与することが期待されている。
また、新富町水道事業会計補正予算は7万1,000円の増額が提案され、こちらも全会一致で可決された。全体の予算規模は3億5,960万1,000円となり、職員の給与調整が行われる。
次に、新富町特別職の職員で非常勤の者の報酬改正や、物品売買契約に関する議案も報告され、これらも原案通り可決された。特に小型動力ポンプ積載車の更新契約は重視され、総額約1,804万円で締結された。
令和4年度新富町国民健康保険特別会計補正予算や新富町介護保険特別会計補正予算も報告され、これらも可決された。特に国民健康保険税条例に関しては、町民の負担軽減を考慮した改正が評価された。
最後に、水田活用の直接支払交付金の見直しに関する請願が審議された。扶助が必要な農家支援を訴える決議が全会一致で可決され、農業の持続性に対する町議会の姿勢が示された。今回の議会運営は、町民の声に寄り添った結果となり、住民の生活安定に向けたしっかりとした議論が行われたことが強調された。