災害対策と教育、上新田地域活性化を議論

令和4年12月6日に行われた新富町議会の一般質問では、災害対策に関する取り組みが主な焦点となった。特に、台風14号による被害状況について、町長の小嶋崇嗣氏が詳細を説明した。\n\n町長は、今回の台風による浸水被害が発生した家屋やビニールハウスに対する支援金を明示し、様々な支援策を講じる意向を示した。害害状況は、225枚のハウスに対し、62件のビニール破損、14件の床下浸水、7件の大きな浸水が確認されたと述べた。更に、避難所の運営についても触れ、避難者数の最大348名に対応するために、町内12か所に避難所を設置した結果、長期間の避難となったことの課題を語った。\n\nそれに続き、教育関連についても質問が行われた。特に小山早苗議員は、学校経営の視点から、生涯学習ウィークや児童生徒の学力向上策に関する疑問を呈した。教育長の別府宗光氏は、各学校の生涯学習の取組やICTの活用による学力向上に取り組んでいることを強調した。\n\nまた、上新田地域のまちづくりに関しては、上新田小学校跡地の利活用に関する進捗状況が話題になった。町長は、施設の誘致に向けたビジョンを説明、「製造業や福祉施設の誘致を考えたい」と抱負を述べた。\n\nまた、町長は新田原基地における交流人口の増加を取り上げ、観光資源としての位置づけを再確認し、今後のまちづくりにどのように活かすかを進めていく考えを示した。最後に、小山議員は災害対策や教育面での取り組みが町として非常に重要であることを訴え、町長の答弁を引き出した。この会議は、町民の生活を守るための多岐にわたる課題が測り知れないものであることを示している。議員たちは災害対策の強化と、向上策の具体化に向けた動きを促した。今後も、町民と議会が一体となり、地域の活性化につながる施策を進めていくことが求められる。