令和2年9月10日、令和第6回新富町議会が開催され、一般質問が行われた。歴史教科書の選定に関して、教育長の別府宗光氏は東京書籍の教科書が採用されたことを報告した。この教科書の選定は、教育目標達成や内容の充実度、地域の思いや願いに基づくものであるとした。
一方、歴史教科書に対する懸念も示され、特に日本とその周辺国との関係をどう教育するかが重要との意見があった。法律や歴史的事実に基づいて、教科書の記述内容を見たり、比較したりしながら多角的に判断することが求められている。町長も、教科書を通じて子供たちの判断力を育てたいと強調。
次に、一ツ瀬ダムの事前放流についての状況が報告された。町長は、ダム管理者である九州電力が任意で放流を行っているが、県の協議会が来年3月までに事前放流の協定を結ぶ予定であると述べた。町は県と密に連携し、事前放流について慎重に進めていく意向を示した。
また、コンター見直しについては、町長が積極的に国に働きかけたことが説明された。しかし、数年前の白紙撤回を待っているだけではなく、地域の意見とともに、コンター見直しが急務であると認識しており、具体的な行動計画を練るべきだとする意見があった。
講演では、コロナ禍における教育方針の変更や、少人数学級の導入についても言及があり、地域の学校や幼稚園、保育園の新しい生活様式への取り組みと、それに伴う国との連携が重要であることが訴えられた。