令和2年6月9日、新富町議会にて行われた第3回定例会では、新型コロナウイルス対策を中心に幅広い議題について審議が行われた。特に、町長の小嶋崇嗣氏は、これまでの対応や施策について詳細に報告し、町民の健康と経済活動の両立を目指す意向を表明した。
議会では、特別定額給付金に関する議論も行われた。これは、新型コロナウイルスの影響を受けた町民に対する支援策であり、町長は「約17億円の支援が行われた」と述べ、給付金の周知方法についても言及した。
また、町内で導入されるデマンドタクシーについても言及され、多様な交通手段の確保が重要であると確認された。この運行は、特に免許を返納した高齢者や、交通手段に困る町民にとって便利な選択肢になると期待される。さらに、コミュニティバスの利用状況は良好で、町民特に高齢者に定着しつつある様子が伝えられた。
次にマイナンバー制度に関する質疑もあり、町内での取得率は17%とやや低迷している現状が報告された。町はこの問題に対処するため、出張申請受付など、町民が利用しやすい施策を検討していると述べた。
さらに、議会では「ゆるキャラ」についても話題に上がり、新しいマスコットキャラクターの導入が町のPRや活性化に寄与する可能性が指摘された。町長はゆるキャラ製作会社の誘致についての進展を明かし、今後の具体的な予定について期待を寄せた。
新型コロナウイルスによる影響は今後も続くにあたり、町としては感染症対策を継続し、経済活動を支援していく重要性を認識しているとのことであった。