令和元年9月19日、新富町議会は第7回定例会を開催し、複数の重要議案について審議された。
日程第1の「令和元年度新富町一般会計補正予算」では、歳入歳出それぞれ1億2,228万4000円を追加し、予算総額は106億9,946万1000円に達する。主要な使途は、臨時雇賃金の調整や土地購入費、庁舎修繕費、各種補助金などが盛り込まれる。特に新富町の水利権更新資料作成業務が問われ、補正が適切として全員一致で可決された。
次に、議案第48号「新富町水道事業会計補正予算」では、職員の時間外手当や配水管布設替え工事費を含む161万8000円の調整が行われた。これもまた全員一致で可決され、町民の水道サービス向上が期待される。
議案第49号では、平成30年度水道事業会計剰余金の処分が報告された。剰余金の1,000万円を建設改良積立金に充て、残りを翌年度の繰越利益剰余金として扱うとのことで、こちらも適切と認められた。
続いて、議案第50号「新富町特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」が審議され、全国的な法改正に伴うものとして全員一致で可決。これに続く議案第51号や第54号もまた、税条例や農業労働力調整協議会設置条例に関する適切な措置として可決され、それぞれの政策意図が理解される結果となった。
認定第1号から第4号の各決算報告についても審査が行われ、全体的な歳入歳出の健全性が確認された。特に平成30年度の一般会計は、歳入総額122億3,550万1000円、歳出総額118億5,869万1000円で、黒字決算であることが報告され、町の財政状況が改善されつつあることが明らかになった。
最後に、議案第1号の請願「国民健康保険料(税)を協会けんぽ並みに引き下げる改善を求める請願」は、不採択となっており、この件についても議論が続いている。
議会は、今後も市民の意見を踏まえた適切な運営を心掛ける旨を確認し、会議を閉じた。