令和3年9月15日に行われた新富町議会の第4回定例会では、
新富町議会会議規則の改正やコロナ禍の財政への影響に関する意見書、
新田原基地周辺の騒音問題が重要な議題として取り上げられた。
議会では、永友繁喜議長が議を開き、まず発議第1号として新富町議会会議規則の改正についての提案が行われた。
本改正案は、議員活動と家庭生活との両立支援策を強化するもので、出産や育児、介護などの理由による欠席の整備を求める内容になっている。
大木俊二議員が趣旨説明を行い、全会一致で可決された。
次に、発議第2号においてコロナ禍による厳しい財政状況への対処として、
地方税財源の充実を求める意見書の提案があった。揖斐兼久議員は、
新型コロナウイルスの影響で地方財政が巨額の財源不足に直面していると訴え、
地方交付税の増額を強く国に求める意見書可決を導いた。
さらに、発議第3号として、新田原基地周辺の騒音問題に関する意見書が提案された。
此の提案は、周辺住民の生活環境が脅かされている現状を背景にしたもので、
特に新田原基地周辺での騒音緩和策が求められた。
図師孝一議員が説明し、これも全会一致で可決された。
また、今議会では令和3年度一般会計補正予算が可決され、
歳入と歳出それぞれ137億円に達することが確認された。
新型コロナウイルスに関連する支援策や地域振興を促す施策が盛り込まれ、
特に交通事業者への支援が重要視されている。