令和4年3月7日、新富町議会の第1回定例会が開かれた。
会議では、令和3年度および令和4年度の予算関連議案が審議された。議題には一般会計の補正予算や新年度予算が含まれており、多くの質問が寄せられた。
特に注目されたのは、令和4年度新富町一般会計予算についてだ。議員の石﨑俊二氏は、商工振興に関連するスタンプラリー事業について詳しい説明を求めた。この事業は、1,000万円の予算を計画しており、町民の消費意欲を刺激することを目的としているとのことだ。
町長の小嶋崇嗣氏は、スタンプラリーにより町内でのお買い物が活性化されることを強調し、特典としてクーポンが配布される仕組みを説明した。この事業は2,000名への配布と1,000名への大規模なクーポン配布を考慮している。
松浦美緒議員からは、住民税非課税世帯への臨時特別給付金事業についての進捗が質疑された。福祉課の稲田真由美氏は、2月末日現在で2,032世帯に通知を送付し、850世帯からの返信があったと述べた。さらに、家計急変世帯の申請件数は1件に留まっていると報告された。
また、基幹相談支援センター事業の業務委託についても議論があり、福祉課長は、全ての障がい者が対象であることを伝えた。このセンターは、住民に対し多様な相談を受け付ける役割を担うとしており、重要性が再認識された。
議案第16号、新富町民の心に寄り添う支援条例についても、町の取り組みが発言され、犯罪被害者の支援を目的とした補助金の支給についての詳細が説明された。支給基準や対象者について、質疑が交わされ、審査が慎重に行われる重要性が強調された。
午後10時56分、議会は散会し、各議案は常任委員会に付託されることが決定された。今後、各委員会での審査を経て、最終的な決定が下されることとなる。