令和2年12月9日に開催された新富町議会では、幅広い議案が提出され、質疑が行われた。特に新富町一般会計補正予算についての討議が注目された。
議案第61号である一般会計補正予算では、交通安全機器設置事業への310万円の充当が提案された。この事業の申請は、前回の150万円が円滑に進まなかったため、改善策として申請書のホームページからのダウンロード可能を検討中であると、総務課長の池田真二氏はコメントした。
また、チャレンジショップの設置に関する条例については、産業振興課長の倉永浩幸氏が説明し、駐車場の一部を利用する計画を示した。このスペースは、外部事業者による販売や食事利用を促進する場所として期待されている。
他にも、議案第77号の工事請負変更契約の締結は、富田小学校の講堂建設に関するものであり、その詳細の確認が進められた。また、議案第80号においてデジタル同報無線システムの整備工事に関する契約が審議され、昨今の防災意識の高まりを反映した内容となっている。
質疑の中で、議員からの情報公開・個人情報保護審査会の条例改正についての質問が上がり、その必要性が強調された。また、新富テゲバサッカースタジアム設置条例に対しても議論が交わされ、地域振興策としての期待が示された。
このように、新富町議会では、補正予算や新設条例に対する多角的な議論が交わされ、今後の施策に反映されることが期待されている。町長の小嶋崇嗣氏は、議員からの質疑に対し早急な対応を約束し、透明性のある運営を目指す考えを示した。