令和2年12月3日、新富町議会定例会が開かれ、重要な議案について議論が行われた。
会期は12月16日までの14日間となり、多くの議案が上程された。議案の中には、令和2年度の一般会計補正予算や後期高齢者医療特別会計補正予算が含まれている。
まず議案第61号の一般会計補正予算について、小嶋崇嗣町長は、歳入歳出ともに8億1,198万5,000円を増額すると説明した。この補正により、予算総額は151億7,081万4,000円となる。
「今回の補正では、地域活性化事業なども計上されている。」と述べた小嶋町長は、予算の具体的内容や目的を詳しく説明した。
次に、議案第62号の後期高齢者医療特別会計補正予算案についても取り上げられた。こちらも歳入歳出がそれぞれ1,606万1,000円増加するとされ、予想される医療費や国庫支出に基づき、総額は4億3,161万9,000円になる。
小嶋町長は「過年度の精算による負担金を含めた内容となる」と話し、住民に対する医療サービスの重要性を強調した。
続いて、議案第66号の新富テゲバサッカースタジアム設置条例についても議論された。これは、令和3年2月に完成予定のサッカースタジアムを設置・管理するための条例で、地域活性化を目的としている。このスタジアムは、テゲバジャーロ宮崎のオーナー企業の資金により建設され、公共施設としての役割も期待されている。
また、議案第67号では、まち・ひと・しごと創生総合戦略事業運営基金条例の制定も提案され、企業や地域住民との連携強化が図られている。
小嶋町長は「この基金を通じて地域の活性化を目指したい」と述べ、具体的な施策や今後の展開を示唆した。
そのほか、特別会計の補正予算や条例の改正についても多くの議案が提案され、いずれも重要な審議対象と認識されている。議長の永友繁喜氏は、今後の議会運営についても言及し、スムーズな進行を約束した。
本日の会議はおおむね順調に進行し、今後の動向も注目される。