令和4年度第5回新富町議会臨時会が、11月25日に開会した。
議事は、会議録署名議員の指名から始まり、異議なく会期は1日間と決まった。
小嶋崇嗣町長が議案を提案した。議案は12件提出され、特に議案第49号の給与に関する条例改正が重要な焦点となった。
この件について小嶋町長は、一般職の国家公務員の給与改定に準じ、平均0.36%の引き上げを行うことを説明した。
さらに、議案第50号では、令和4年度新富町の一般会計の補正予算が発表された。
総額149億1,973万6,000円を計上し、給与改定に伴う経費や災害関連の支出が考慮されていることが強調された。
特に、老朽化した住宅の解体工事費や、台風による災害弔慰金の支給に必要な費用も含まれている。
また、議案第51号では、国民健康保険特別会計の補正予算が提案され、予算総額は21億4,640万4,000円へ増加することが示された。
議案第52号では、介護保険特別会計の補正予算も報告され、17億2,716万円となる。また、議案第53号から第54号では後期高齢者医療特別会計と水道事業会計の補正予算が説明され、いずれも増額される見込みだ。
物品売買契約関連の議案も提出され、フットボールセンター用のスポーツ用品や家具の購入が視野に入っている。これにより、地域活性化や住民サービスの改善が期待される。
最後に、承認第15号の専決処分として、台風災害や物価高騰への対応として特別な経済支援策が提案され、歳入歳出予算を増額する必要が説明された。これに向けて議会は異議なく承認した。
すべての議案が可決され、会議は午前10時23分に閉会した。