令和元年第10回新富町議会が開催された。
重要な議題として、複数の補正予算案および条例案が議論された。
まず、議案第64号の令和元年度新富町一般会計補正予算が提案された。総額で108億7,554万9,000円の予算が追加され、支出の計上として、認知症高齢者グループホームの防災改修費が含まれる。
総務産業常任委員会の揖斐兼久副委員長が報告し、「全員一致で可決すべきとの決定がなされた」と述べた。
次に、議案第69号の新富町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例について、賛成意見と反対意見が交わされた。
反対の立場から吉田貴行議員が意見を述べ、「非常勤職員の待遇改善が見られない」と指摘した。これに対し賛成論もあり、最終的には賛成多数で可決された。
また、議案第70号の新富町景観条例が可決され、新富町の景観保護に関する取組が進められることとなった。他にも、議案第71号の再生可能エネルギー発電事業との調和に関する条例も可決され、環境保全へ向けた方針が固まった。
さらに、介護保険制度に関する請願が議題に上がり、委員長の大木俊二議員が報告した。「介護従事者の賃金引上げや負担軽減が求められている」と伝え、請願が採択された。これに関連して意見書も提出され、介護保険制度の改善が求められる。
最後に、継続審査、調査申し出があり、各委員長からの報告が行われた。
議会はこのようにして、新富町の発展と住民福祉の向上に向けた政策を推進する意見と決定がなされた。