令和2年4月27日、新富町議会で臨時会が開催された。主要な議題として、一般会計補正予算と水道事業会計補正予算が取り上げられた。
小嶋 崇嗣町長は、議案に関する提案理由を説明した。議案第27号の一般会計補正予算では、歳入歳出総額に約1億4272万5千円の追加を計上。新型コロナウイルス感染症対策を含む施策が盛り込まれた。
具体的には、町民への健康支援や事業者への緊急雇用支援が行われるという。歳入の主な計上項目には、がんばる新富町応援基金の繰入金が含まれている。これにより、当該年度の総額は約96億1千万8百万円となる見込みである。
一方、議案第28号では、水道事業会計の補正が扱われた。本補正案は、総額184万8千円の収益的収入の減額と補助金による増額に基づき、町内事業所への水道基本使用料減免対応が説明された。これは、事業所の自主的な休業を踏まえた措置である。
その後、議案に関する質疑が行われたが、特に意見は出なかった。議長の永友 繁喜氏が質疑を終結すると、議案は討論なしで採決され、両議案とも原案通り可決された。町長はこの経過に感謝の意を示し、本臨時会は閉会された。