令和2年12月11日、日向市の定例会で市長提出の議案が議題に上がった。
特に、日向市行政不服審査法施行条例に関する部分が議論を呼んだ。
この条例は、1市2町2村による共同設置で、手続きを大幅に簡略化する意図がある。
柏田公和議員は、共同設置の形態や事務局体制、費用の算出根拠について質問を展開した。
これに対し、総務部長の田中藤男氏は、共同設置の利点や運用体制について回答した。
また、議案第103号の日向市火災予防条例の改正において、急速充電設備の基準拡大に関する具体的な内容が問われた。
柏田議員はまた、補正予算に関する質疑でも、特に新型コロナウイルス関連事業の実績について言及した。
商工観光部長の黒木升男氏は、中小企業向け支援の実績が想定を下回っている理由を説明した。
新型コロナ対策の包括的事業には、給付金支給の減額補正が含まれ、予算不足が指摘された。
一方で、日向サンパーク整備事業については、子どもの遊び場となるよう大型遊具とドッグランの整備が計画されている。
市長の十屋幸平氏は、この計画に対して地域活性化の意義を強調し、公共施設における利用促進を図る意向を示した。
また、興味深い点は、これらの整備が新型コロナ対応として位置付けられていることだ。
議長の黒木高広氏は質疑を受けて、議案の付託を決定し、今後の審査につなげる意向を示した。
今回の会議では、条例改正や予算案に対する市議会の関心が明らかになり、特に新型コロナに伴う施策についてが注目を集める結果となった。