日向市の令和2年2月定例会では、人口減少や高齢化に伴う危機感が議員の間で強調され、特に「まち・ひと・しごと」創生に向けた施策についての議論が展開された。特に三輪邦彦議員は、行政文書における和暦と西暦の併記、子ども貧困対策の強化、多胎児支援など、多岐にわたる問題を提起した。
まず、三輪議員は、行政文書において和暦と西暦の併記が必要だと訴え、特に多様化社会に対応する上で分かりやすさが求められていると述べた。市長は、今後市民にとって分かりやすい文書作成に努めていく意向を示した。また、子ども貧困対策についても議論がなされ、日向市が策定中の第2期子ども未来応援推進計画の内容や進捗が問われた。
柏田公和議員は、公共施設の整備に関する工程表の作成や、市民サービスの向上に向けた取り組みについて質しました。特にお悔やみ窓口に関する新しい取組に対して、都城市の事例を挙げ、日向市も同様の窓口設置を提案。市長は、その方針には前向きな姿勢を見せた。
さらに、日向サンパークオートキャンプ場の景観整備についても触れ、青空を拓くための樹木伐採の要望がなされました。市長および部長は、国定公園の規制に従った整備の難しさについて説明しつつも、地域資源を活用した整備の必要性に理解を示した。
また、日高和広議員が提起した放課後児童クラブと放課後こども教室の連携については、今後の具体的な取組や検討の進行状況が確認された。行政からは、現状の課題を踏まえた対応策が答弁され、市内の保育園でのボランティアの重要性も指摘された。
市長からは、人口減少問題への真摯な取り組みが言及され、地域住民の連携強化の必要性が強調された。