令和3年12月17日、日向市議会は第6回定例会を開催した。この会議では、市長提出議案第69号から第78号までの10件の審議が行われ、すべて原案通り可決された。
総務政策環境常任委員会委員長の黒木万治議員が、審査結果を報告。議案第69号から第78号までには、条例2件、補正予算2件が含まれ、全て可決となった。また、地域生活交通対策事業については、免許の返納が進む中、交通機能を維持施策の強化が求められるとの意見があり、市は周知と利便性向上を図るとした。さらに、不法投棄対策についても監視カメラの設置を進める必要性が強調された。
続けて、文教福祉常任委員会の森腰英信議員が報告を行った。議案の審査では、小学校施設における光熱水費の不足が浮き彫りになり、漏水対策の重要性が強調された。また、新型コロナウイルスワクチン接種に関しても、接種率が約84%から83%に達したことが示された。この状況を踏まえ、国情報の適切な周知が求められた。
産業建設水道常任委員会では、委員長の黒木金喜議員がオートキャンプ場に関連する条例の改正について説明。ドッグランの利用料金設定についても議論され、利用者の責任管理の重要性が指摘された。委員会の自由討議では、観光客誘致策の効果検証に関する意見も挙がった。
最終的に、議員派遣についても異議なく決定され、全ての議事日程が終了。日向市議会はこの定例会をもって、第6回定例会を閉じた。議会の運営においては、環境問題や交通弱者への配慮が重要視されることが今後の課題として浮上している。