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市長提出の5件の議案が可決、給与引き下げで約3,300万円の削減へ

令和4年5月13日の日向市議会臨時会で市長提出の5件の議案が可決。給与引き下げで約3,300万円の削減が見込まれる。
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令和4年5月13日、日向市議会は臨時会を開会し、主に市長提出の5件の議案について審議が行われた。

今臨時会では、市長が提出した議案第45号から第49号までの条例改正が中心議題となり、これらの議案に関して質疑や討論が実施され、全ての案が原案通り可決された。特に、日向市一般職や特別職の職員の給与に関する条例については、国の人事院勧告に従い期末手当の支給月数が引き下げられ、財政の健全化が図られる見込みである。

市長の十屋幸平氏は、議案に関する提案理由を述べる中で「新型コロナウイルスの影響により、市の財政も厳しい状況にある」と指摘し、感染症対策の必要性を強調した。また、「今年度の職員給与引き下げは約3,300万円に及ぶ見込み」とし、財政運営への影響も語った。

質疑の中で、海野誓生氏は、国からの指導が地方自治体に与える影響について懸念を表明。特に、「人事院勧告に基づき、年度を越えた給与調整が行われたことについて、適正な対応を求める」との姿勢を強調した。これに対し、十屋市長は「国の方針を踏まえた結果であり、今後は適切な議論を重ねる必要がある」と述べ、市の立場を示した。

続いて、副議長の辞職許可についても審議が行われた。海野氏の辞職願いは迅速に許可され、その後の副議長選挙では近藤勝久氏が選出された。近藤氏は、「市民に近い議会を目指す」との抱負を語った。

さらに、議会広報特別委員会の委員選任も行われ、新たに選ばれたメンバーによる今後の活動が期待される。このように今年の臨時会は、議会の組織や財政に対する重要な決定がもたらされた。

また、本議会の終結に際し、議長の黒木高広氏は「今後の取り組みに期待し、市町民に寄り添った運営を心がける」と締めくくった。議会はすべての付議事件を終了し、午後2時01分に閉会した。

議会開催日
議会名令和4年5月日向市臨時会(第2回)
議事録
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