令和6年3月の定例会は、市長提出の議案審議を中心に進行した。
特に注目されたのは、市長提出議案第2号から第43号までの補正予算と市長提出議案第46号から第49号までの条例改正案である。
質疑において、柏田公和議員が触れた消防団条例の改正では、団員の減少が主要な課題として挙げられ、消防長の松木嚴生氏は「団員数の現況を鑑み850名に改正する」とした。
空家等対策に関して、建設部長の古谷政幸氏は、「こちらの条例改正により、より効果的に空き家の管理や有効利用が進む」と説明し、地域の問題解決に向けた期待を示した。
さらに、地域共生による自立的な地域形成の重要性を強調したのは、総合政策部長の日高章司氏で、特に「相互応援体制の整備」が大規模災害時においても重要であると指摘した。
一般会計補正予算も重要な議題であった。補正予算は国の経済対策に基づき、特に低所得世帯支援や物流施設への支援策が示された。これは物価高騰の影響を考慮した対策であり、市民生活の安定を目的としている。