令和2年第5回日向市議会定例会が8月28日に開会し、会期が40日間と決定された。
議会では、市長提出報告第15号〜18号及び議案73号〜90号の審議が行われる予定だ。特に議案第73号に関しては、教育委員会委員の任命が提案され、各議員から質疑が行われた。議案に関する意見として、学校現場での新しい様式への適応において教育委員会の役割が重要であるとの声が上がった。
教育長の今村卓也氏は、各学校を訪問し子どもたちの状況を把握しながら、適切な対策を講じなければならないと説明した。また、本定例会における一般質問は、9月7日から10日までの4日間にわたって行われる予定だ。質問順位抽選は、会議終了後に実施される。
市長の十屋幸平氏は、新型コロナウイルス感染症の影響についても言及し、特に中小企業への支援策を強化する方針を示した。具体的には、中小企業等応援給付金の給付要件を見直し、売上高が減少した場合、受付期間を延長すると発表した。令和2年度一般会計補正予算の中には、ワクチン接種に係る経費も含まれる予定だ。
また、特別定額給付金の給付状況についても報告され、約99.8%の対象世帯に支給が完了したことが明らかにされた。議会ではこのほか、9月の休会を利用して決算認定等の熟読が求められる。
議会に提出された意見書の草案についても取り扱われ、新型コロナウイルスの影響に伴う地方税財源の確保を求める内容が盛り込まれている。議案の審議も進み、採決を経て各議案が承認される見込みだ。