令和2年6月定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
本会議では、会期決定に続き、市長からの提出報告と複数の議案が審議される。
議案では、市長提出の報告第4号から第14号及び議案第42号から第70号が含まれ、多岐にわたる事項が提案されている。特に、コロナウイルス対策として進められる新型コロナウイルス感染症のPCR検査に関連する議案が注目される。
質疑応答の中では、黒木万治議員から、農業委員の選出に伴う質問があり、医師の判断基準の重要性が確認された。十屋幸平市長は、農業委員会が果たす役割について詳述し、農業従事者の条件改善が今後の課題であると強調した。また、農家の減少についても言及し、2021年度にはさらに減少する見込みがあると述べた。
また、市長提出議案第66号、すなわち「コロナウイルス感染拡大防止策に関連する補正予算」が審議されたが、医療現場に対する配慮が必要であるとの意見が相次いだ。特に、検査依頼の流れと患者プライバシー保護の重要性が指摘され、これに市長が応答する形で、医療崩壊を防ぐための措置としてドライブスルー式の検査を導入する方針があると説明した。市民の間では、医療従事者を守るための手段として歓迎されている。
さらに、委員会提出議案としての社会資本整備促進に関する意見書も提案され、議員からの賛同を得た。これにより、今後の予算執行においても、市民に対する支援の拡充が期待されている。
会議の最終段階では、宮崎県北部広域行政事務組合議会議員の選出および日向市国民健康保険運営協議会委員の推薦が行われ、スムーズに処理された。今後の予定として、一般質問が6月15日に行われることが決定した。