令和3年6月18日午前10時より、第4回定例会が開催された。今回の議会では、いくつかの重要なテーマが議論され、特に市長提出報告や新型コロナ対策に関する事業についての質疑が注目を集めた。
市長提出報告では、昨年度の日向市一般会計補正予算についての審議が行われた。報告第6号に関しては、森腰英信議員が質疑を行い、城山墓園事業特別会計への繰出金に関する現況や今後の方向性を問いただした。市民環境部長の黒木升男氏は、使用料収入の減少に触れ、将来的には墓地の在り方について協議を進める計画であると説明した。
新型コロナ対策の一環としてのタクシーデリバリー事業に関しても、質疑が行われた。この事業は、飲食業やタクシー業の支援を目的としたものであり、商工観光部長の長友正博氏が、事業実績に基づく支援内容や今後の展望を述べた。取り組みの中で187件の利用があったものの、事業計画で想定していた1,000件には達しなかったという報告があり、周知不足が課題として指摘された。
また、日向市総合体育館整備事業を巡るアンケート調査の実施計画も確認された。総務部長の日高章司氏は、今回のアンケート調査は多くの市民から意見を集めることを目的としており、3,000件を超える意見聴取を計画していると説明した。特に、新体育館の建設場所や規模に対する市民の意見が重要視されており、意見をもとに適正な計画が進められるよう努めることが強調された。
他にも、請願等の審議や委員会付託の進行状況が報告され、多数の報告案件が慎重に審理されることが示された。次回の会議は6月25日午後1時に予定されており、引き続き重要な議題の審議が行われる可能性が高い。