令和2年6月19日に、日向市で第4回定例会が開催され、重要な議案が審議された。特に市長提出の報告や議案が多く取り上げられ、地方債の借入や予算の議論が主な内容となった。
まず、市長提出報告の中で柏田公和議員は、令和元年度の予算で計上された地方債の総額について質問を行った。市長の十屋幸平氏は、過去の予算計画に基づくものであり、持続可能な財政運営を重視していると答えた。また、農業畜産課長の木田和美氏は、家畜防疫事業における防護柵の設置を巡る合意形成の困難さについて説明した。市長からも将来的には調整を進める方針が示された。
次に、議案第63号に関する質疑では、若杉盛二議員が企業誘致に関する新たな要件の緩和についての質問を行った。商工観光部長の黒木升男氏は、流通関連施設に対して雇用条件の引き下げが地域発展に寄与することを強調し、企業誘致の効果を期待していると述べた。
また、健康福祉部長の柏田武浩氏は、日向市国民健康保険事業への求めに関する予算の補正にも言及し、その重要性を説明した。特に新型コロナウイルスに関連する経済的支援の必要性が再確認される場面だった。
最後に、市長提出の補正予算案の詳細が報告されており、特に「企業誘致推進事業」や「タクシーデリバリー事業」の実施が注目される。これに関連して、議員からはタクシー業界の支援策に対する懸念が示され、市の支援の必要性についての議論が続いた。
このように、今定例会では、財政運営の計画、雇用促進、地域経済の活性化が議論され、市民サービスの維持についても力が入れられた。特に新型コロナウイルスの影響に対する対策が強調され、様々な提案が持ち上がっている。