令和5年第5回日向市議会定例会が11月24日に開会した。
この会議では、市長提出の議案に加え、意見書や請願書も審議される。
会期は11月24日から12月15日までの22日間と決定された。
議会運営委員長の近藤勝久氏によると、議案は合計23件で、その中には条例や補正予算が含まれているという。
市長の十屋幸平氏は、この定例会に提案される議案の概要を説明した。この中には、デジタル技術を活用した行政手続に関する新しい条例が含まれている。これは、申請や届出を電子的に行えることを目的としている。
また、公民館や文化交流センターの条例改正についても言及された。これにより、使用料が明確になり、利用者の利便性が向上することが期待されている。
さらに、日向市営住宅に関する条例の改正も行われる。これは、住宅困窮者のニーズに対応するため、単身入居者の受け入れ範囲が拡大されるものだ。
補正予算については、令和5年度一般会計補正予算が説明された。合計で約1億8,251万4,000円の増額が見込まれており、その主要項目に、台風に伴う災害復旧費や養牛・養豚農家への補助金が含まれている。これは国の経済対策としても位置づけられている。
市議会では、今後の一般質問や各議案の詳細審議が予定されている。特に議案第90号に関連する規約変更については、廃棄物処理に関する重要な決議が行われる見込みだ。
この定例会は、日向市の行政運営や地域の課題解決に向けた重要なステップと位置づけられ、多くの市民がその内容に注目している。