令和6年第2回日向市議会臨時会が、5月13日に開催され、多くの議題が審議された。
特に、市長提出の議案第50号「日向市手数料条例の一部を改正する条例」が注目を集めた。この条例改正は、法律の改正に伴うもので、建築物におけるエネルギー消費性能の向上を目指すものである。市長の西村賢氏は「脱炭素社会の実現に向け、エネルギー消費量の約3割を占める建築物分野での取り組みが急務」と強調した。
この議案に関連する質疑では、柏田公和議員が「今回の改正が市民に与える影響はどうか」と質問。建設部長の土谷和利氏は、「改正しなかった場合の市民への影響はないが、将来的には新たな基準が義務づけられることになる」と答えた。
このほか、副議長の辞職許可が議題に上がり、新たに日高和広議員が副議長に選出された。日高議員は「未来の日向市のために努力する」と所信表明を行った。
最後に、日向市国民健康保険運営協議会委員の推薦が行われ、黒木雅由議員が指名された。これにより、議会の日程が無事に終了し、令和6年中のさらなる議題に向けた準備が進むことが見込まれている。