令和3年6月4日、日向市議会は、定例会を開催した。
この定例会では、会期の決定や、市長提案の報告及び各議案について審議が行われた。特に、市長提出報告第3号から第12号、並びに議案第41号から第48号についての審議が注目を集めた。
市長の十屋幸平氏は、市議会において新型コロナウイルスのワクチン接種状況を報告し、進捗を強調した。約1万9400人の接種対象者のうち、8割弱が予約を完了したと述べる一方、「医療機関との連携を深め、運用体制をさらに強化していく」との考えを示した。これに関連して、他の抗感染策や療養体制についても計画していることが報告された。
また、日向市立東郷診療所整備基本計画に関する議題も取り上げられた。この計画では、老朽化した診療所の整備を見据え、今後の基本設計に必要な主要施策を含む内容を提案している。市長は「基本計画が地域の医療体制強化に寄与することを期待している」と補足説明した。
さらに、請願等の審議も行われ、特に急傾斜地域の安全対策や日向岬グリーンパークに関連する案件について、意見が交わされる場面が見られた。議会では、地域安全が常に重視されており、今後の課題として議論された。
加えて、日向市議会では、会期および議事日程についての説明があり、特に一般質問の時期が設定されたことが議論に挙がっている。今後もこの議題に関しては多くの質問と意見が予想される。
定例会は22日間の期間で実施され、議会運営や市民からの要望にきめ細かく対応していく姿勢が示されている。議会運営にあたっては、特別委員会の設置も提案されており、今後の展開が注目される。