令和5年12月15日、日向市議会は第5回定例会を開催し、複数の議案が審議された。
注目の市長提出議案では、82号から104号までの複数の条例や予算案が一括して審議された。特に、議案第102号の令和5年度日向市一般会計補正予算に関しては、委員会での十分な審査が行われた。総務政策環境委員会の委員長、日高和広氏がその結果を報告し、全員一致で原案可決が決定されたことを強調した。
市の防災推進課に関する議案では、急激な電圧上昇を防ぐためのオートリセットブレーカーの設置が質疑で述べられた。また、市民環境部に関連する意見交換も活発に行われ、高いニーズに応えるための事業継続の必要性が指摘された。
続いて、文教福祉委員会では、移動支援事業の増額や指定管理者制度の運営について議論が行われた。これに対して、障がい者の移動に関する意見や助成金の利用についての質問が相次いだ。特に、近藤勝久議員が提起した温泉施設に関する事故の市長専決事項廃止についての提案が可決されたことは重要とされる。
最後に議員派遣については、派遣リストが確認され、異議なしで決定した。議長の松葉進一氏が、全ての議事が終了したことを受けて、議会の閉会を宣言し、出席議員に感謝の言葉を述べた。全体を通じ、議会の運営は透明性をもって行われたことが印象的であり、今後の市政運営に期待が寄せられる。