令和5年6月30日、日向市議会は第3回定例会を開催した。この会議では多くの重要議案が協議され、特に市長提出の報告や関連議案についての審議が行われた。
日程第1では、市長提出した報告第2号から第8号、そして議案第57号から第61号、さらには議案第63号から第65号についての一括審議が進められた。これらの議案は全て、各常任委員会で慎重に審査され、報告がなされている。特に、総務政策環境常任委員会の委員長である日高和広議員は、報告の中で独自の見解を提示し、全員一致で承認されたことを強調した。
続く請願等審議では、日向市総合体育館建設計画の中止を求める陳情書について検討された。この陳情は、市民のニーズに合致せず、その進捗は合理性に欠けるとするもので、議会では継続審査が決定した。日高議員は、この件に関連して現計画の進捗や公共施設の状況についての調査が必要だと指摘している。
議案第63号に関して、令和5年度日向市一般会計補正予算が審議され、特に地域防災力向上支援事業については、上限200万円の交付決定が下されたものの、実際には130万円の交付となったことが報告された。このような現実を受けて、各執行部長は今後の対応について検討を進めることを表明した。
さらに日程第4では、選挙管理委員会の新委員及び補充員の選挙が行われ、全ての指名人が無議論で当選した。議長は選挙方法について、指名推選を提案し、それが承認されたことを報告した。また、常任委員会からの所管事務調査申し出も受理され、今後の調査が進められることが決定された。
このように、日向市議会では市政を円滑に運営するための様々な議案が議論され、地域の将来を見据えた重要な決定が成された。議会全体は、今後の市政運営において市民の理解と協力を求めていく姿勢を見せている。